わし のブログ

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地震保険は不公平な保険

わし さんです。

地震保険って不公平な保険なのですね。

地震保険に入っている人と、入っていない人

考えると嫌になってしまいます。

地震保険は、個人の私有財産である家が地震で倒壊した時に支払われる保険です。

火災保険では免責になる地震でも支払われる保険です。

同じ時に建った家が3件並んでいるとして、

1軒は地震保管に入り、もう1軒は火災保険に入っています。

残りの1軒は保険には入っていません。

火事が起きて、3件とも燃えてしまいました。

地震保険と火災保険に入っていた2軒は保険金が下りますけれど、

保険に入っていなかった家は何の補償もありません。

あたりまえの話しですよね。

保険料を払った人だけが補償を受けられるのです。

保険料を払わなかった人は、支払いも受け取りも関係有りません。

これが、地震による災害の場合は、地震保険に入っていた人だけが補償を受けられます。

これもあたりまえの事です。

ところが、大規模な地震の場合はどうなるのでしょうか?

普通に考えますと、規模が大きいと地震保険は支払われるが、払いきれずに保険会社が破綻して、

全額は支払われないと考えられます。

ところが、地震保険は保険会社が利益も損失も無い保険なのです。

全て再保険に回されます。

地震で保険が支払われる場合は、

総額1150億円までは、損保各社が出資する「日本地震再保険」が負担し、

1150億円を超えて2兆円弱までは、損保会社や日本地震再保険の民間と、

政府との間で折半して負担します。

2兆円弱から5兆5000億円までは民間が5%、政府が95%を負担します。

地震の規模が大きい場合は、保険料でまかなわれずに、税金がつぎ込まれるのです。

おかしな制度です。

政府がお金を出すと言う事は税金ですものね。

地震保険に入っている人と、入っていない人を例にしますと、

地震の規模が大きいときは、地震保険に入っている人の家を補償するために、

地震保険に入っていない人からもお金を出すと言う事になるのです。

先ほどの並んだ3軒を例にしますと、3軒とも地震で倒壊したのに、

地震保険に入っていた人の家を補償するために、同じように家を失ったのに、

地震保険に入っていなかった人まで負担しなければならないのです。

おかしな制度です。

それどころか、家を持っていないアパートに住んでいる人まで負担する事になります。

地震保険もあくまでも、保険料の範囲で行うべきです。

これでは、家という財産をもっている人のために、持っていない人が負担するのですから。

保険に入っている人に保険金を支払うために、保険に入っていない人が負担するのはおかしいです。

それならば、地震保険に対する政府の負担はやめるべきです。

政府が負担する分は、平等に被災した人に配れば良いだけです。

地震保険は任意の制度ですものね。

特に、東北地方は火災保険の加入率は低いです。

さらに、地震保険に入る割合も低いです。

地震で被害にあった家の1割以下かと思われます。

国が出すお金は、地震保険の有無に関わらず、家の有無に関わらず使われるべきです。

日本は変な国ですね。

わし

わし