わし のブログ

わしさんのブログです。 みての通りの わし です。

G7控えた円高傾向は長続きしない

イメージ 1

わし さんです。

最近の為替の動きについて、G7で議論する内容についていろいろ憶測が飛んでいます。
ダウジョーンズの記事を転載します。
非常に冷静な見方で書かれています。
呼んでみれば納得しますね。
G7後、実際はどうなるのでしょうね。

ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)ドイツのトーマス・ミロー財務次官は7日、ベルリン
で記者団に対し、来週15日・16日にシンガポールで開催される7カ国(G7)財務相・中
央銀行総裁会議では、ドルおよび特にユーロに対する円安が「議論されるだろう」と
語った。また、「中国の人民元の状況は、ここしばらく、世界的不均衡を検討するう
えで大きな要素として、議論の主題になっている」と述べた。

この発言を受け、円相場は急騰したが、一時的な動きにとどまるだろうと思われる。
期待ばかりが先走りして、結局はさらに円安圧力を強める可能性もある。

世界的不均衡が議論されると、人民元の代理通貨として円は買われる傾向がある。今
回のミロー財務次官の発言では、ユーロとドルに対する円安傾向を特に指摘した点が
興味深い。

しかし、来週のG7において中国に対しさらに柔軟な為替政策を求める共同宣言が採択
されたとしても、予想の範囲内のこととして円相場への影響は極めて少ない可能性が
ある。
「依然として円は中国の代理通貨として取引されているが、実際のところ、円だけを
取り上げて問題にする可能性は無いと思う。実際に介入を制限することを約束してい
るだけでなく、日本は共同宣言に署名しなければならないためだ。円についての公式
な声明を予想すると、期待はずれに終わるだろう」とRBSグリニッジ・キャピタルの
国際戦略ヘッド、アラン・ラスキン氏は指摘した。

ベアー・スターンズのチーフ通貨ストラテジスト、スティーブ・バロー氏も、「G7に
人民元というもっと大きな問題がある。円相場の議論で時間を無駄にするとは思え
ない。理論的に円は完全に変動相場にある。だからこそ、G7は、たとえばユーロの対
ドル相場にまで焦点をあてるはずは無い」と語った。

また、「このところの値動きにもかかわらず、円安傾向は終わったとは思わない。現
在の動きは、日本および世界経済のマクロ的要因が全体に変わったためというよりも
、おおむね持ち高調整にすぎない」とシティグループのチーフ通貨ストラテジスト、
ティーブン・セイウェル氏は言う。「日本銀行がリフレ的金融政策と実質マイナス
金利を維持するかぎり、円は上値が伸びないだろう」と指摘した。
RBSグリニッジ・キャピタルのラスキン氏も、「一般的に、G7の声明が採択されて落
ち着くと、すぐに円のキャリー取引が再開するのではないかと思う」と語った。

Copyright (c) 2006 Dow Jones & Co. Inc. All Rights Reserved.

今日のわしさんの絵です。

毎日書いてもらいます。

わし

わし